中3奈良・京都研究旅行の優秀論文発表会が講堂で行われました。
優秀者3名のタイトルは、
◆「寺社建築物のデザイン比率」
◆「秀吉の京都大改造と京都の変化」
◆「京大生にとって『タテカン』とは」
でした。
いずれも中学3年間の総合学習の集大成にふさわしい仕上がりで、それぞれの関心・問題意識に
則したテーマ設定、 誠実な文献調査、 独創的かつ効果的な現地調査、丁寧な検証作業・考察に
基づく結論、工夫・熱のある発表のすべてにおいて優れたものでした。
63回生諸君にとっても、 各自の取り組みをふりかえり、 次なる機会に向けて奮起を誓う機会に
なりました。
【中学3年】奈良・京都研究旅行発表会
<生徒のコメントより>
●「完成した自分の論文を見て『全力でできた』と言えましたが、今日の発表を聴いて自分の
未熟さを思い知りました。次は全力でやりたいです。」
●「同じ時間が与えられ、同じスタート地点だったのに、終了時にはこんなにも差がついて
しまった。」
●「自分のやりたいこと、調べたいことを見つけられれば、自然と結果はついてくる。それを
見つけることが最も難しい。」
●「研究旅行論文は鎌倉レポートと比べものにならないほど大変だったので、終わった時に
達成感が得られた。」
●「今日発表をした人達は、一見大したことないようなタイトルだが、掘り下げることによって
オリジナリティあふれるものになっていた。評価のことばかり考えて楽しくもない論文を作る
作業は損でしかないと思う。次からは自分が本当に興味のあるものを作ろうと思う。
一年間で多くのことを学べて良かった。」
●「自分の論文に対する先生のコメントにあったように、 テーマ自体は独特で個性的なものを
見つけられたが、それを活かしきれずに中途半端な出来になってしまったのは勿体なかった。
自分だけのテーマを見つける力はついてきたと思うので、あとはそれについてなげやりに
ならず、一部分一部分時間をかけて濃密な考察をしたい。」
●「『~の帖』を突破する度に、自分のテーマが形を持っていき、とても楽しかった。最初の方は
『大変』としか思わなかったが、途中から『楽しい』と感じるようになり、とても面白かった。」
●「タテカンのようにあまり目に留まりにくいが、権力によって制限されようとしている自由に
ついて論文を用いて疑問を呈するということは、意義がとてもあると感じた。この論文は、
一見部分的に思えることを考察していくと全体像が見えてくることを教えてくれた。」
●「次は前で発表します!」