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2019年度
【中学1年】児童作家・戸森しるこ先生講演会

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【中学1年】児童作家・戸森しるこ先生講演会


  4月23日火曜日の2時間目、児童文学作家の戸森しるこ先生が来校されました。

  ご縁が生まれるきっかけとなったのは、駒東の今年度の中学入試問題。戸森しるこ先生の作品、
  『夏と百花とカルピスと』を本文として使わせて頂きました。
 

  中1の国語Aの授業では、 4月当初より、 この作品を題材とし、 登場人物の1人である「百花  
    ( モニカ )」の人間像に迫るという授業を展開してきました。 今日の講演会は、 その一連の
  授業のまとめに位置するものです。
 

  現役作家の先生が生徒の前で作品について話してくださるというのは、希有なことです。実現に
  至るまでに、駒東国語科と戸森先生をつないで頂いた「静山社」の荻原さんには、心から感謝を
  申し上げます。
 

  今日の講演会、順序としては①「百花」絵画コンクール・優秀賞発表、②生徒6名による「百花像」
  プレゼン(1人約90秒)、③戸森しるこ先生講演(30分)、④質疑応答(5分)となりました。発表した 
  生徒たちは、 自分の小説解釈を戸森先生に聞いてもらえるという貴重な経験をしました。 そして
  発表を聞いていた生徒たちも沢山の刺激を受けたのではないかと思います。
 

◆生徒が書いた「百花」像。テクストのイメージを再現してみました。


◆生徒によるプレゼンテーション。内容・話し方ともに立派でした。


  戸森しるこ先生の講演においては、「(小説において)誰かの支えになれるようなキャラクターを
  書きたい」という執筆への思いや、 「 なかなか耳に入ってこない少数派の声に耳を傾ける 」と
  いった生きる上でのポリシーなどを話してくださいました。また、 『夏と百花とカルピスと』という
  作品についても、 舞台となるカフェ「 VertVert(ヴェール  ヴェール) 」のこと、 カルピスという
  モチーフを採用したきっかけなど、 いくつかのエピソードを話して頂きました。
 

  最後の質疑応答で、 「 小説の続きはどうなるのですか。 百花は?」と聞いた66回生に対して、  
  「あなたがこの後の物語をつくってください」とお答えになった戸森先生。そして、それを受けて、
  「中1学年で「続編創作コンクール」をやりましょう、と話す生徒まで現れました。
 

  戸森しるこ先生、荻原さま、今日はありがとうございました。 


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