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2019年度
【中学1年】東大駒場リサーチキャンパス公開2019へ

【中学1年】東大駒場リサーチキャンパス公開2019へ


  中間試験最終日となった6月1日、中1学年の有志企画として、東京大学の先端科学研究センター
  に行ってきました。「東大駒場リサーチキャンパス公開2019」と題されたこのイベントは、東大先端
  研および生産研にある各研究室が公開されるというものですが、全国各地から人が訪れ、駒場の
  街が賑わいを見せます。
 

  最先端の研究の現場を見られる貴重な機会ということもあり、中1学年では、生徒たちに一緒に
  先端研に行こうと呼びかけました。 相当数の参加があるという予想を立てていましたが、 参加を
  希望した生徒は177名(学年生徒数240名)。中1の生徒たちの知的好奇心の高さに、本当に驚か
  されました。
 

  いま、世間で注目を集める稲見昌彦先生という研究者がいます。稲見教授の専門は「人間拡張
  工学」。 VRなどの技術を駆使した「人間の身体の機能」についての研究です。 4月11日木曜の
  読売新聞夕刊の「光学迷彩」の記事を初めとして、様々な雑誌・メディアが稲見教授の研究を取り
  上げています。その意味では、日本の研究者のトップランナーの1人と称して間違いありません。

光学迷彩スーツ。リアルな透明人間ができた瞬間?
  その稲見教授ですが、駒場東邦の卒業生(31回生)です。在学中から化学部で大きな活躍があり、
  その才能は際立っていました。今回、中学1年生が多数見学を希望したということもあって、稲見
  先生が「駒東生対象の特別講演会」をしてくださることになりました。
東大の「21KOMCEE」の教室は駒東生で一杯。熱を帯びた講義になりました。

  講演のタイトルは『身体の未来』。映像を駆使し、未来を予見するかのような刺激的な内容で、中1
  生たちの目はキラキラと輝いていました。

  稲見教授の講演の内容の一部を紹介します。
 

  ・自転車のタイヤ、丸い車輪と四角い車輪、どちらがよく進むか。
  ・お歳を召した方にVRを見てもらった。その反応、その有効性は?
  ・AIがブランコにチャレンジしたら?
  ・阿修羅像を再現しようと、実際に機械で腕を造ってみたら?
  ・超人スポーツ協会という名の「未来スポーツ」の形がある。
 
  すべては紹介しきれませんが、上記のようなとても興味深い話が続きました。中1生にとっては、
  どの話も今までに考えたこともないような内容ばかりでした。

  その講演内容に呼応するかのように、質問コーナーでは、答えきれないほどの質問の手があがり
  ました。「紹介された技術には実用性があるのでしょうか?」「先生は研究をしていて挫折した体験
  がありますか?」など。稲見教授は1つひとつの質問に対して、大変丁寧に答えてくださいました。

稲見教授の一言に、生徒たちがいきいきと反応します。全体として、活気のある空間でした。

  駒東の中1生たちにとって、今後の指針となるような言葉もありました。

  「能力というものは、人と人、人と環境との相互作用の中に存在する」
  「中学校というのは、能力を引き出し、好奇心を分かち合える、友を見つける場である」
  「研究というのは、必ず、先人たちの力を借りている。多くの先達たちがつくってきたものを活かす」

  この企画に参加した生徒たちは、貴重な学びを得ることができたのではないでしょうか。
 

  講演が終わると、東大の先端研に移動して、生徒たちは自由行動。思い思いに、自分の興味が
  ある研究をしている「研究室」を尋ねていきます。中1生たちは「レベルがめちゃくちゃ高い、大人の
  文化祭」と表現していましたが、恐れを知らない中1生たちは色々な研究所に飛び込み、積極的に
  話を聞いていました。 

稲見教授の研究室にて。空中に飛んでいる感覚は、かなりリアルに感じられました。
  学校から徒歩10分の場所にこれだけの研究施設があること、そのありがたさを実感する1日となり
  ました。後日書いてもらった感想には、「今日の話のキーワードである好奇心を大切にして、自分も
  夢に向かって頑張る」というような力強い宣言がたくさん見られました。果たしてこの刺激を今後に
  つないでいけるのか。好奇心の輝く駒東生でありたいものです。

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