【中学1年】霧ヶ峰林間学校
中学1年生は、7月22日から25日までの4日間、「霧ヶ峰林間学校」に行ってきました。
中心となる活動は「植物観察」。霧ヶ峰だからこそ見られる植物を丁寧にスケッチし、その植生に
ついて理解を深めました。そして日本を代表する高層湿原といえる八島ヶ原湿原を歩き、自然の
多様性について、五感を通して学ぶ機会を得ることができました。


連日霧ヶ峰を歩く一方で、宿泊地は「諏訪」にとっています。諏訪大社をはじめとして諏訪は非常に
文化的に奥が深い土地。 諏訪大社を訪れ御柱などの文化を知り、 かつ旧中山道をはじめとした
歴史の場を(班単位で)歩くことも、この林間学校の重要なプログラムの1つとなっています。
(4日目には、参勤交代の大名らが泊まった本陣・岩波家で話を伺うことができました)


《神の山》である霧ヶ峰、一方、《人の里》である諏訪。「旧御射山遺跡(もとみさやまいせき)」を
はじめとして、 両者は文化的に密接に関連してきたわけですが、 中学1年生は、その対照性と
連続性を感じることができたでしょうか。


駒東の林間学校は、「本物に触れる」ということを重要視してきました。この4日間のために駒東
オリジナルの「観察手帳」がつくられ、 現地でも毎晩、理科・社会の先生による学習会が行われ
ました。専門性の高い講義が続いたことで、最終日には「すごく刺激を受けた」という感想を沢山
聞くことができました。



帰校後、中学1年生たちは、夏休みをかけて「霧ヶ峰レポート」作成に挑みます。「川や湖の水質
調査」・「道路開発による植生への影響」・「黒曜石や鉄平石について」など、 各個人でテーマは
違いますが、現地で調べたことや感じたことをしっかりと形にしてほしいと思います。