6月4日(木曜)は中学2年生の分散登校日でした。午前・午後組に分かれて各クラス20人ずつの
登校となりました。 今年度はじめて中2の各教室で活動を行いましたが、 何ともいえない感慨が
ありました。
各クラスで「エンカウンター活動」(=出会い・心と心の触れあいの活動)を行いました。具体的には
言葉を使わず、 距離をとった形で「伝言ゲーム」を行いました。担任が提示したお題をうまく身振り
だけで5人に伝えられるか。クラスメイトの予想だにしない体の動きの数々に、教室が笑いに包まれ
ました。担任から出されたお題は「メリーゴーランド」・「東京スカイツリー」・「名探偵コナン」・「山手
線」など、なかなか難しいお題ばかりでした。
「DJ」がいつのまにか「そば打ち」になったり、「ヘリコプター」がいきなり「カウボーイ」になったり、
名(迷?)解答が続出しました。
さらに、 『そうぞうする自由課題』の中間発表(1人1分間)を行いました。 この『そうぞうする自由
課題』は、3月以降の自宅学習期間に、1人ひとりが自分のテーマをもって探求活動をするという
ものです。
生徒が発表してくれた内容は、 「長編小説の執筆」 ・「株を買って運用を始めた」 「1人で淋し
かったからロボットをつくった」・「作曲(ラブソングをつくる)」・「去年学校で見たドキュメンタリー
『東京干潟』の現地を訪ねた」など多種多様でした。
これは「不気味の谷現象」という現象についての発表です。「人間に似たロボットに対する感情に
関して、最初は好意を示すものの、だんだん外見が人間に近づいてくると、あるポイントで肯定的
な感情が薄れてきて嫌悪感などの負の感情が急激に表れる」ということを探求してくれました。
非常に個性的な探求やその人ならではのマニアックな視点に、 担任団のほうが驚かされること
ばかりでした。そして、自宅にいる時間が長かったため、 料理に取り組んだ人が多かったことも
印象的です。
今週のオリエンテーション期間を経て、いよいよ来週からは「分散・時短登校での授業」が始まり
ます。各科目の授業を通して、教室という場で、対面で生徒たちとやり取りができること、私たち
教員にとっては一番の喜びです。