6月19日金曜日、ロングホームルームの時間に、オンラインでの講演会を行いました。
今週中学2年生は「オンライン学習週間」。生徒たちは自宅からの参加となりました。今回お招き
したのは、 ガラパゴスバットフィッシュ愛好家、 NPO法人日本ガラパゴスの会のスタッフである
「バットフィッシャーアキコさん」です。 11日木曜に日経新聞朝刊の文化面にも記事が出るなど、
いま話題の人です。
講演の中では、バットフィッシュに魅了された高校3年生の夏休みのエピソード、その情熱ゆえに
大学の志望自体を変えたこと、 ガラパゴス諸島及びエクアドルでの生活、 大学卒業後に現地
「チャールズ・ダーウィン研究所」のスタッフになったこと、などが語られました。
その話の端々からは「興味を持ったことを追求する姿勢」、「諦めない行動力」、「好きという感性を
大切にし続ける思いの強さ」が溢れていました。
また、一通り話が終わった後にはチャット機能で質問を募集し、次々と寄せられる生徒の質問に
丁寧に答えてくださいました。かくして、オンラインでの講演会は好評のうちに幕を閉じました。
その後、生徒たちから担任団に届いたメッセージには、多種多様な感想がありました。
○自分の夢をかなえるためにどんなことでも習得しようとする気持ちをとても感じました。
人生の参考にしようと思います。本当に聞いてよかったです。
○ほとんど研究されていない未知のバットフィッシュに視点を置いて観察しようとしたバット
フィッシャーアキコさんは未開の地を切り開いていく第一人者みたいですごいと思いました。
僕も自分が第一人者みたいになれるように頑張りたいと思いました。
○好きなことはみんなある。けどそれをここまで人生を捧げて追求していくのはすごいと
思いました。
○とても面白かったです。通常では、人間の中に自然があるけど、ガラパゴスでは逆に自然の
中に人間がいるというのに驚きました。
バットフィッシャーアキコさんは、昼に講演を終えたのちも夕方まで学校にとどまり、生徒たちから
届いた質問に答える30分の動画を撮影してくださいました。
自分が「本当に好きなこと」はいつ見つかるか分かりません。何の予告もなく突然「自分の大切な
もの」が見つかるかもしれません。その時が来るまで、あらゆる授業・行事・課外活動に積極的に
取り組み、アンテナを広げておいてほしいものです。