演奏会の前半はショパンから。1曲目はエチュード「エオリアンハープ」、細かい音の粒が講堂に
詰めかけた来場者の上からシャワーの様に降り注ぎました。
2曲目はエチュード「別れ」、誰もが一度は耳にしたことのあるメロディー。しっとりとした温かい
音色に魅了されました。
3曲目はバラード1番、スケートの羽生結弦選手がこの曲で'2015年にグランプリファイナル当時の
世界歴代最高をマークした曲です。迫力のある壮大な演奏で会場を盛り上げました。
後半はベートーヴェン。4曲目はピアノソナタ17番「テンペスト」、ピアノを習っている人は弾いた
経験がある方も多いこの曲。1~3楽章までをフルで演奏してくれました。
5曲目はリストの超絶技巧曲「ラ・カンパネラ」、この曲は鐘という意味で、遠くで鐘が鳴り響いて
いるかのような繊細な響きを奏でてくれました。
6曲目は本校の音楽科教員とのコラボレーション企画、松本良喜さんの「雪の華」を後藤さんのピアノ
伴奏にのせて、デジタルサックス(エアロフォン)で演奏しました。珍しい楽器に来場者の方々も興味
津々といった様子でした。
そしてアンコールはショパンの人気曲上位にも入る「幻想即興曲」、流れるような圧巻の演奏で会場を
歓喜の渦に巻き込んでくれました。