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2023年度
【中学1年】海洋プラスチックごみ問題を考える探究活動

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【中学1年】海洋プラスチックごみ問題を考える探究活動

      中学1年生理科では、2学期から3学期にかけて「海洋プラスチックごみ問題を考える」探究活動を実施
      してきました。その最後の取り組みとして、自らの経験や学んだ知識を相手にわかりやすく伝え、共有
      する力を身につけるために様々な形での発表を行いました。

      
①「海洋プラスチックごみ問題を考える」〜三浦半島・奥尻島・福井の海岸から〜 
 
      駒場東邦中学校、奥尻島で長年海岸清掃に携わっている地元の方、福井で「海岸漂着ごみの回収」と
     「回収された海ごみの処理」に主眼を置いた取組みを行っている団体の代表の方とオンライン交流会を
      行いました。
 
      駒場東邦は、三浦海岸での活動の様子や実験の結果・考察を数人のグループでパワーポイントにまとめ
      発表しました。実験で扱った奥尻島や日本海の漂着プラスチックごみの実際の様子がリアルに伝わり、
      また、地域によっては住人の無理解や行政の方針によって、漂着ごみ問題の解決は難航しているという
      現状を知ることができました。

      
②中谷医工計測技術振興財団 成果発表会 
 
      代表者2名によって、今までの取り組みをパネルにまとめ、ポスター発表を行いました。

     
 対面での発表は他校の生徒や教員、立場や年代の様々な聞き手に対して、文章や図を示しながら、自分
      たちの主張をわかりやすく説明する難しさがあります。生徒たちは、発表を繰り返す中で、伝える力や
      応答する力を磨きました。

      
③「海洋プラスチックごみ問題を考える」オンライン発表会
 
      海洋プラスチックごみに関するレポートの中から優秀レポートに選出された代表者14名が、レポートの
      結果、考察、議論を再考してパワーポイントにまとめ、発表者を変えながら3回に渡り発表しました。
 
      第1回目は、笹川平和財団主催「全国海の学び発表交流会2023」での発表です。
      他校の中高生と海洋に関する様々な取り組みについて共有することができました。専門家からの質問に
      上手く答えることができず、 資料の読み込みや内容の理解が足りないことが挙げられ、 次回発表への
      課題となった部分もありました。
      第2回目は、LHRで中学1年生全体へ向けて発表しました。
      LHRでは「学びのサイクルを回そう」と題して、話し手と聞き手の役割を考えてからの発表となリました。
      発表者は話し手として前回の課題を解決するために、グループで話し合い、パワーポイントや原稿を訂正
      して臨みました。聴き手は、自らのレポートを振り返り、海洋プラスチックごみ問題へのより深い理解が
      得られたようです。
       第3回目は対馬から海洋プラスチックごみを送ってくれた対馬博物館学芸員でOBの谷尾氏と、対馬で
      海岸及び海洋環境の保全活動を行っている一般社団法人対馬CAPPA理事の末永氏をゲストに招き、司会
      進行から発表までを生徒たちが行いました。お二人からは発表に対するコメントを頂くとともに、それ
      ぞれの仕事内容や、対馬の現状について話して頂きました。
       これらの発表活動を通して海洋プラスチック問題について学んだ知識を相手にわかりやすく伝え、共有
       する難しさや大切さを学びました。

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