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2024年度
【中学2年】地理の授業の様子

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【中学2年】地理の授業の様子

      今日の地理の授業では、バングラデシュにおける縫製業について考えました。 生徒たちはこれまでに
      授業で南アジアの地誌全般や文化を学習しています。今日はバングラデシュの縫製業について、人件費
      の面だけでなく、人口構造や外貨獲得、ジェンダー不平等などの点から複合的に考えました。
      現地での経済成長にまつわる課題について、いろいろな立場にたって考え、グループで話し合いをしま
      自分たちがもし、バングラデシュ政府の役人なら? 現地の工場主なら? 働いている少女なら? 現地の
      優秀な大学生なら?日本のアパレル会社社長なら?都内で一人暮らしをする大学生なら・・・?
      グループごとに発表をしてもらうと、「確かに工場主の立場をよく理解して代弁できている!」と聞き
      手に感じさせるような考えも出ました。

      社会にある問題は、 特定の誰か悪い人がいるから存在するのではありません。 知識や多角的な視点を
      持っていないことによって、私たちは周囲で起こっていることが自分には関係ないことだと誤解しがち
      です。それぞれの立場にたって考えることの大切さを学ぶ上で、非常に有意義な時間を過ごしました。
      この内容は、JICAによる教員海外研修を経ての公開授業であり、JICA職員や他校の教員も授業見学を
      しました。 「割り当てられた役割に切り替えて、資料を踏まえて考えようとしていた」「短い時間で、
      様々な意見が出た議論の成果を、まとめて発表する対応力が見事だった」との評価をいただきました。

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